英語長文の壁を突破!伸び悩みを解消する3つのアプローチとは
- 山本 遼

- 8月28日
- 読了時間: 4分
こんにちは。こまらん塾代表の山本です。
「模試でも過去問でも、英語長文でなぜか点数が伸びない…」
「なんとなく読み進めてしまうけど、内容が頭に入ってこない…」
受験生の方、そんな悩みを抱えていませんか?
英語長文で伸び悩む原因はさまざまですが、
闇雲に問題を解き続けても、同じ壁にぶつかり続けてしまいます。
今回は、英語長文の得点力を飛躍的に向上させるための3つのアプローチ、
「精読力」「速読力」「解答力」について、それぞれ具体的な学習法とともにお伝えします。
1. 読解の土台を築く「精読力」
精読とは、文章の構造を正確に理解しながら、一文一文を丁寧に読み解くことです。
単語や文法の知識がぬけていると、精読はできません。
まずはこの土台を固めることが、長文読解力向上の第一歩です。
【具体的な学習法】
構文分析を徹底する
文の主語(S)、動詞(V)、目的語(O)、補語(C)などを特定し、SVOCの構造を意識して読みましょう。関係詞や分詞構文など、複雑な文法事項が含まれる文は特に注意して分析します。
文脈から単語の意味を推測する練習
知らない単語が出てきても、すぐに意味を調べるのではなく、前後の文脈から意味を類推する練習をしましょう。その上で辞書などを確認し、意味が合っていたら自信を持つことが大切です。
和訳を作成する
一文ずつ、あるいは段落ごとに正確な和訳を作成してみましょう。自分の解釈が正しいかを確認するのに非常に有効です。
2. 制限時間内に読み切る「速読力」
精読の練習を通じて文章の構造を正確に理解できるようになったら、次は読むスピードを上げていく「速読力」を鍛えます。速読は、文章全体の大意を素早くつかむ力です。
【具体的な学習法】
スラッシュリーディング
意味の切れ目ごとにスラッシュ(/)を入れながら、前から順に文章を読み進めます。日本語に訳さず、英語の語順のまま理解する癖をつけましょう。
音読
意味を理解しながら音読を繰り返すことで、リーディングスピードが自然と上がります。英語のリズム感を身につけることで、速読力を高められます。
時間制限を設けて読む練習
読解のスピードを意識的に上げるために、ストップウォッチを使って時間を計りながら長文を読みましょう。目標時間を少しずつ短くしていくと良いでしょう。
3. 点数に直結させる「解答力」
精読力と速読力が身についても、問題形式に合わせた適切なアプローチがなければ、正答にたどり着くことはできません。点数を取るための最後のカギは「解答力」です。
【具体的な学習法】
設問の意図を正確に把握する:
設問が「内容一致」「理由説明」「空所補充」など、何を問うているのかを冷静に分析します。選択肢をよく読み、本文と照らし合わせる際に、引っ掛けの選択肢に惑わされないように注意しましょう。
根拠を本文中に見つける練習
「なぜその答えを選んだのか」を必ず本文中の特定の箇所から説明できるようにします。あいまいな理解で解答するのではなく、「〇行目に書いてあるから」と根拠を持って答えを選ぶ習慣をつけましょう。
間違えた問題を分析する: なぜ間違えたのかを徹底的に分析することが最も重要です。
単語や文法が分からなかったのか?
本文のなかで読み違えたところがあったのか?
設問や選択肢の解釈を誤ったのか?
時間が足りなかったのか?
原因を特定することで、次になにをすべきかが明確になります。
まとめ
英語長文の伸び悩みは、正しい方法で学習すれば確実に克服できます。
まずは「精読」で文章の基礎を固め、
次に「速読」でスピードを上げ、
最後に「解答力」で得点に結びつける。
この3つのステップを意識して学習に取り組んでみてください。
こまらん塾は、1人ひとりのレベルに合わせた学習計画を立て、これらの力を効率的に伸ばすサポートをします。
もし、自分ひとりで学習を進めるのが難しいと感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
それでは。



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