「心を変える」より先に変えるべきこと ー私の不登校経験に基づきながらー
- 山本 遼

- 3 時間前
- 読了時間: 4分
こんにちは。こまらん塾代表の山本です。
不登校で悩まれている当事者の方やそのご家族などは、
どうしたら現状を改善できるのか、というお悩みに直面すると思います。
このときよくいわれるのが、
「どうしたら心が変わるのか」「どうしたら気持ちがいい方向に向かうのか」
といった、いわば心理面についてのお話です。
私は臨床心理士でも公認心理師でもなく、四年制大学のの心理学科を卒業した人間に過ぎないので、
専門的な知見を述べることはできません。
しかし一方で、
「5年間の不登校(中学完全不登校)・高校中退の経験ののち、夜間定時制を卒業して大学へ通った」
という少し変わった経験の持ち主です。
ですので今回はあくまで、「不登校経験者として」という視点と、
近頃私が触れた、とある臨床心理士さんの意見も交えたうえで、
話を進めていければと思います。
考察:山本の不登校状態が解消されたきっかけとは?という問い
私が5年間の不登校からどのように立ち直ったのか、という視点から、
この問いに対する答えの一つを考えてみましょう。
中学を完全不登校で卒業し、内申点の影響しない都立の昼間定時制に入学した私は、
入学からわずか2か月弱で再度不登校に。
中学時代に完全に昼夜逆転してしまっていたこと、
勉強に対する自信がなかったこと、
そもそも学校を選ぶ段階で自分に合った高校を探す努力を怠っていたこと、
など、いろいろ理由はありました。
当時の私は練馬区内に住んでいましたが、
その年の秋、家庭の事情もあって横浜市内へ転居することに。
実はこの変化が、私にとって大きな意味をもたらしました。
最初は慣れない場所での生活、知り合いも近くにおらず不安に苛まれていたのですが、
まさに「心機一転」という言葉通り、この場所でやり直すという決意をもって、
再入学した夜間定時制でリスタートを切ることになりました。
もちろんそこでもうまくいかなくなる可能性はあったのですが、
そこで出逢ったクラスの担任の先生が「恩師」と呼べる存在となり、
卒業して10年近く経ったいまでも、定期的に交流があるほどです。
(退学してしまう生徒が多いこともあり、
夜間定時制の先生は生徒とのコミュニケーションを大切にしている、というイメージが強くあります)
この時のことを振り返ると、
「練馬から横浜へ住む場所が変わった」というのは、
私にとって大きな転機だったといえるでしょう。
家族に負けないくらい親しくしていた友人や、
いまでもドライブに付き合ってくれる友人など、
この場所でリスタートを切ったことにより出逢えた仲間は少なくありません。
「住む場所が変わる」ということは
当時の私にとってポジティブにはとらえられなかったことかもしれませんが、
結果として私にとってはとても良い方向に作用した、ということになります。
疑問:不登校の改善には心を変える必要があるのか?という問い
先日私が見た、とある動画があります。
臨床心理士の東畑開人先生による「カウンセリングとは何か」という本の紹介と、
それに付随した「心」についてのお話。
東畑先生の著書は2026年の新書大賞にもなっていて、
いまやどの書店でもその著書を見るくらい、注目されています。
ここで東畑先生から言及があったのは、
「心ではなく環境を変えろ」というお話。
まさしく、先ほどの私の経験談に当てはまるようなお話です。
「心が変わるから行動が変わるのでは?」と思いがちなのですが、
なににおいても「まずやってみる」ということが大切で、
「心は後からついてくる」という考え方は、非常に大切だと思っています。
これは不登校の改善に限らず、日々の生活の中で行動するための勇気を持つことができない方に、
ぜひ持っていてほしい考え方のひとつです。
(かくいう私も考え込んで行動に移せなくなることはたくさんあるので、まず動くことを意識しています)
不登校における学習習慣の確立や基礎学力の定着においても、同様のことがいえます。
特に学び方が多様化してい現代においては、
「机に向かって勉強するだけが学習とは限らない」というのがポイントです。
こまらん塾・こまらん家庭教師の無料相談は、
「勉強のやる気をどのようにあげていくのか」
「自分に合った勉強のやり方をどう見つけていくか」
ということについて、一緒に考えていく機会としています。
簡単なことからでもできることを増やしていきたい、
と考えている方やその保護者の方は、ぜひ無料相談もご活用ください。
それでは。


コメント