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「自分で心理カウンセリングは実施しない」と決めている理由

2月21日
読了時間: 6分

こんにちは。こまらん塾代表の山本 遼です。



今回は私の不登校時代を支えてくれた、「臨床心理士」という職業、

そして「心理カウンセリング(心理面接)」についてのお話です。




私は小学校6年生ごろから完全不登校、

中学の授業は3年間で一度も出席することなく卒業し、

高校はチャレンジスクール(内申点が入試に影響しない、都立の昼間定時制高校)に入学。


しかし2か月後には再度不登校となり、通算で5年間以上の不登校を経験しました。




当時の私を支えてくれたのは、「臨床心理士」という職業の方たちでした。


学校にいるスクールカウンセラーの多くはこの資格を取得しており、

不登校の生徒さんやその親御さんは、一度は耳にしたことのある職業ではないでしょうか。



現在では国家資格の「公認心理師」という資格も存在し、

不登校児童・生徒が増加している昨今において、心理の専門資格を持った方の重要性は大きくなっていますよね。




私は小学校4年生ごろから、区の教育相談室に母と一緒に通うようになっていました。

3年生ごろから私の心理状態が不安定になっていたこと、それに伴い授業への欠席が増えたことなど様々な理由が絡んで、この相談室に週に1回通っていました。



私が臨床心理士さんにお会いしたのは、おそらくこのときが初めてだったのだと思います。



この教育相談室には、7年くらい通っていたように記憶しており、

特に中学2年生の秋に大きな出来事があって以降、

この心理面接の重要性を強く感じていました。

それゆえに、最後の数年はほとんど休むことなく通っていました。



心理面接というのは精神医学(精神科・心療内科)とは異なり、

診断が下せるわけでも薬が処方できるわけでもありません。




それでも不登校で周囲との接触が少なかった私にとって、



目に見えない「こころの状態」を観察し続け、傾聴を重視してくれた存在がいたことは、

間違いなく大きかったといまでも感じています。


そして、不登校時代から心理士さんとのお会いする機会が多かった私が

「心理学ってどんな学問なんだろう」と興味を抱くのは必然のことで、

基礎学力もないのに不思議と「大学に行けたら心理学を学びたいな」なんて思っていました。




昼間定時制を中退した後、神奈川県に転居して再入学した夜間定時制高校で一念発起して、

独学での受験勉強を始めた高校1年生の夏。


漠然と「大学受験をしてみたい」と思っていた中で、

「進学するなら心理学科だよな」という思いは、中学時代と変わらないままでした。



そして3年後。私は駒澤大学の文学部心理学科に合格し、入学。

憧れの心理学という学問に触れる4年間が始まります。



ちょうど、国家資格である公認心理師の制度もスタートしていくタイミングだったので、

私の学習意欲は増していたのですが、

訪れたのは「大学院に進学できなければ、臨床心理士にはなることができず、

公認心理師の資格取得も極めて難しい」という現実。



大学院進学に向けたモチベーションは十分にあったのですが、

立ちはだかったのは「経済的な理由」でした。



私は大学進学と同時に一人暮らしを始めていたため、

院進学となれば学費はもちろん2年分の生活費も必要になるというなか、学部卒で就職をするしかないという状況でした。



実際、私は大学卒業後に教育企業へ就職しましたが、「やっぱり自分は臨床心理士になりたかった」という強い想いが残っていました。



2026年2月時点の日本では、「心理カウンセラー」を”自称”することは法律違反ではありません。

ゆえに、たった数週間~数か月の講座を受けただけで「心理カウンセラー」を名乗ってカウンセリングを行なう人もいるようなのですが、個人的に私は賛成しかねるという思いです。



というのも、臨床心理士や公認心理師にはその職責や職業倫理が明確に規定されており、

たとえば「カフェでカウンセリング」なんてことはご法度であるのは明白なのですが、

「自称カウンセラー」だとそのようなことを無視して個人情報の漏洩にもつながったり・・・



心理学科を卒業した私が「カウンセラー」を名乗ることもできなくはないのですが、

前述したような自身の経験と心理職へのリスペクトから、

「臨床心理士の資格を持たない私は、心理カウンセリングをしない」と心に決めています。



不登校や勉強のブランクのある方を対象にしているこまらん塾にとっては、

「心理カウンセリング」というものを実施すれば一定のニーズはあるのかもしれません。



でもそこに、専門性や倫理が備わっていなかったとしたら・・・?



それはまるで、教員免許を持たない人が学校で授業をしたり、医師免許を持たない人が医学的診断を下すことに似た危うさを感じます。




もし今後、こまらん塾に「心理カウンセリング」が必要となった時は、私が実施するのではなく、臨床心理士の有資格者を雇用して、実施することになるでしょう。


いますぐ、とはいかないかもしれませんが、

将来的にはそのようなサービスを展開できればいいなという想いはあります。



「山本が臨床心理士の資格を取得すればよいのでは?」と思う方もいるかもしれません。

確かにそれも一つの選択肢にはなりうるでしょう。


しかし「二重関係の回避(=カウンセリング場面以外で、クライアントと関係性が生じないようにすること)」という倫理を考えたときには、なかなか難しいかもな、と思ったりもします。




ここまであれこれと書いてきたのですが、

心理学という学問の力、心理士という職業の重要性はいまも変わらず感じ続けているので、心理学の本は読むし、いまでも臨床心理士さんの実施する心理面接に通っています。

(日本では「カウンセリングに通う=病的問題がある人なのでは?」のような解釈がされることも少なくないですが、個人的にカウンセリングはもっと身近な存在だと思っています)




これからこまらん塾がどのような展開をしていくことになるか、

経営者である私ですら想像もつかない部分がありますが、

私はあえて「こころの専門家ではない」と決めた中で、実施できる学習支援等をしていければと考えています。





こまらん塾では、不登校・学び直しの方を積極的に受け入れ、基礎からの英語学習をサポートします。


東京・練馬区とその周辺にお住まいの方は、こまらん家庭教師もご利用いただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。



それでは。


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