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前置詞「on」の核心に迫る!「接触」から「依存」へ繋がるイメージとは

こんにちは。こまらん塾の山本です。



さて、今回は前置詞についてのお話。

「on」という定番中の定番の前置詞に、どのような本質があるのかをご説明します。




「on」の根源にあるイメージは「接触」


まず、「on」が持つ最も基本的なイメージは 「接触」 です。

物理的に何かが別の何かに触れている状態を表します。


The book is on the table. (本はテーブルの上にある)


本がテーブルの表面に触れている状態ですね。



この「接触」というイメージが、「on」の持つあらゆる意味の出発点となります。




「接触」から「その人(もの)に触れているイメージ」へ


では、この「接触」のイメージが、どのようにして抽象的な意味へと繋がっていくのでしょうか。例えば、「壁に絵をかける」という場合を考えてみましょう。


I hung a picture on the wall. (私は壁に絵をかけた)


絵が壁に触れて支えられている、というイメージが浮かびますね。



このように、何かが別のものに「触れている」ということは、

多くの場合、その触れているものから「支えられている」「影響を受けている」

といったニュアンスを含みます。




「頼る」という「依存」のイメージへ


この、「触れて支えられている」というイメージが、

最終的に「頼る」「依存する」という意味へと繋がっていきます。



ここでよく使われるのが、「depend on」と「rely on」です。



depend on:支えが「存在」することへの依存


depend on は、「~に依存する」「~次第である」という意味で使われます。

イメージとしては、物理的に何かが何かに「乗っかって」支えられているような状態です。


例えば、建物の土台を考えてみてください。

建物は土台に「depend on」していると言えます。土台がなければ建物は成り立ちません。


Our picnic depends on the weather. (私たちのピクニックは天気次第だ。)


ピクニックが成立するかどうかが、天気の状態に「乗っかっている」=天気に支えられている、というイメージです。天気が悪ければピクニックは「成り立たない」わけですね。




rely on:信頼に基づいた「寄りかかり」の依


一方、rely on も「~に頼る」「~を信頼する」という意味ですが、

こちらは特に「信頼」という要素が強く、精神的な「寄りかかり」のニュアンスを含みます。


例えば、誰かに困った時に助けてもらうことを想像してみてください。

その人の人間性や能力を信頼しているからこそ、その人に「寄りかかる」ことができますよね。


You can rely on me. (私に頼っていいよ。)



私があなたの期待に応えることができる、という信頼感があるからこそ、

私に「寄りかかる」ことができる、というイメージです。




まとめ:「on」の核心は「接触」が生み出す「関係性」


「on」の根源には「接触」という物理的なイメージがあり、

そこから「支えられている」「影響を受けている」という抽象的な意味へと広がり、

最終的に「頼る」「依存する」という概念に繋がっていくというわけです。



英文を読んで「on」に出会ったときは、

「接触」から派生する様々なイメージを意識してみてくださいね。




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それでは。

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