不定詞と動名詞の本質 ~核心を知ろう~
- 山本 遼
- 7月5日
- 読了時間: 3分
こんにちは。こまらん塾の山本です。
さて今回は、英文法・語法についてのお話です。
中学英語・高校英語のどちらでも頻繁に扱われる、
「不定詞」と「動名詞」について。
その核心に迫り、本質的な理解をしていただければと思います。
【不定詞の本質】
不定詞 (to + 動詞の原形) は、未来志向、目的、あるいは可能性の感覚を帯びています。
それはしばしば、これから起こること、起こる必要があること、あるいは意図されていることを指し示します。
未来を見据えるようなものだと考えてみてください。
【動名詞の本質】
逆に、名詞として機能する動名詞 (動詞 + -ing) は、通常、過去の行動、完了した行動、あるいは一般的な活動や経験を伝えます。それはしばしば、起こったこと、現在進行中の活動として起こっていること、あるいは事実であること を反映しています。
過去を振り返る、あるいは現在の現実を見るようなものだと考えてみてください。
【核心に迫る使用例】
この重要な違いを、
よく使われる例である「remember to do」と「remember doing」で説明していきます。
remember to do: 未来の行動を思い出す
「remember to do something」と言う場合、未来に行なう必要があるタスクや行動を思い出すことについて話しています。「to do」の部分は、その行動がまだ実行されていないことを強調しています。
例: I must remember to buy milk on my way home.(家に帰る途中で牛乳を買うことを覚えておかないと)
ここでは、牛乳を買うという行動はまだ起こっておらず、未来の予定です。「私」は未来の責任を自分に言い聞かせているのです。
remember doing: 過去の経験を思い出す
一方、「remember doing something」は、すでに起こった過去の出来事、経験、あるいは行動を思い出すことを指します。「doing」の部分は、その行動が完了しており、今では記憶となっていることを示しています。
例: I remember seeing that movie when I was a child.(子供の頃にあの映画を見たのを私は覚えている)
ここでは、「あの映画を見たこと」は過去の経験です。「私」はそれを見た行為、つまり今では記憶となっている行為を思い出しているのです。
【根底にある原則】
この「未来志向」の不定詞と「過去志向」の動名詞の原則は、
英語の他の多くの動詞にも当てはまります。
もちろん、ニュアンスや一方の形しか取らない特定の動詞もありますが、
この核となる本質を理解することは、英文法・語法を学ぶ上での基礎となります。
丸暗記に頼らず、その本質や核心を理解しながら、
英語を理解できるよう心がけましょう!
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それでは。
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