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不登校経験者の“その後”

執筆者の写真: 山本 遼山本 遼

更新日:7 日前

こんにちは。こまらん塾の山本です。


今回は、なかなか厳しい現実についてのお話。


不登校経験者が、その後どんな道を歩むか、ということについてです。



大阪大学での研究に、このような発表があります。


「不登校経験をすると、学歴達成が下がる傾向にあり、

雇用形態は正規雇用より非正規雇用や無職になる傾向があり、

暮らし向きは悪くなる傾向にあり、そして婚姻率は下がることが確認できた。」



不登校について、令和のいまの時代においては、

決して珍しいことではなくなりました。

さらに、不登校が否定されにくくなった社会である、

ともいえるでしょう。


実際、不登校からの逆転合格のケース、

難関突破するケースをよく耳にするようにはなってきました。



しかし、もっと長い目で、

つまりその人の人生において「不登校」を考えたとき、

その影響はネガティブな面においても、少なからずあるといえます。




一番わかりやすい例が、この記事を書いている私、山本です。



私は夜間定時からの独学での駒大心理合格まではよかったものの、

大学時代、1年生の後期にやや不登校気味になりました。



理由はいろいろありますが、「体力がなかった」というのもその1つ。



何年振りかわからない朝方の生活、

通勤・通学ラッシュに揉まれて1限の授業へ向かう日々、

1人暮らしやアルバイトとの両立・・・


環境の変化に対して、疲れも出たのだと思います。



さらに、大学卒業後、

新卒で入社した大手学習塾でも、長く働くことはできず。

(これもいろいろありましたが…)


いまでも私は体質的に疲れやすさがあるので、

結果としては自分のペースでできるこの塾の経営が合っているのですが、

社会人としての基礎体力には、程遠いのかもしれません。



この易疲労体質の背景もさまざまあるのですが、

1つには「不登校経験」も関連していると思います。



特に、中学時代に全く授業を受けたことがなく、

部活動もしていなかったことを考えると、

義務教育下で体力をつけることは

とても大切なことなのだと痛感します。




もちろん、いま不登校で悩まれている方にとっては、

「学校にいけない状況」はつらい現実だと思います。


一方で、人とのコミュニケーションや体力づくりという意味でも、

「社会とはつながっていてほしい」というのが、

私が不登校経験者として思うことです。



こまらん塾で英語を学ぶことが、

そのような状況下で悩まれている方の一助になるのであれば、と思いつつ、

今回の記事はここまでにしたいと思います。



寒暖差が激しい毎日ですが、体調管理には十分気をつけていきましょう。


それでは。


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