こんにちは。こまらん塾の山本です。
今回は、なかなか厳しい現実についてのお話。
不登校経験者が、その後どんな道を歩むか、ということについてです。
大阪大学での研究に、このような発表があります。
「不登校経験をすると、学歴達成が下がる傾向にあり、
雇用形態は正規雇用より非正規雇用や無職になる傾向があり、
暮らし向きは悪くなる傾向にあり、そして婚姻率は下がることが確認できた。」
不登校について、令和のいまの時代においては、
決して珍しいことではなくなりました。
さらに、不登校が否定されにくくなった社会である、
ともいえるでしょう。
実際、不登校からの逆転合格のケース、
難関突破するケースをよく耳にするようにはなってきました。
しかし、もっと長い目で、
つまりその人の人生において「不登校」を考えたとき、
その影響はネガティブな面においても、少なからずあるといえます。
一番わかりやすい例が、この記事を書いている私、山本です。
私は夜間定時からの独学での駒大心理合格まではよかったものの、
大学時代、1年生の後期にやや不登校気味になりました。
理由はいろいろありますが、「体力がなかった」というのもその1つ。
何年振りかわからない朝方の生活、
通勤・通学ラッシュに揉まれて1限の授業へ向かう日々、
1人暮らしやアルバイトとの両立・・・
環境の変化に対して、疲れも出たのだと思います。
さらに、大学卒業後、
新卒で入社した大手学習塾でも、長く働くことはできず。
(これもいろいろありましたが…)
いまでも私は体質的に疲れやすさがあるので、
結果としては自分のペースでできるこの塾の経営が合っているのですが、
社会人としての基礎体力には、程遠いのかもしれません。
この易疲労体質の背景もさまざまあるのですが、
1つには「不登校経験」も関連していると思います。
特に、中学時代に全く授業を受けたことがなく、
部活動もしていなかったことを考えると、
義務教育下で体力をつけることは
とても大切なことなのだと痛感します。
もちろん、いま不登校で悩まれている方にとっては、
「学校にいけない状況」はつらい現実だと思います。
一方で、人とのコミュニケーションや体力づくりという意味でも、
「社会とはつながっていてほしい」というのが、
私が不登校経験者として思うことです。
こまらん塾で英語を学ぶことが、
そのような状況下で悩まれている方の一助になるのであれば、と思いつつ、
今回の記事はここまでにしたいと思います。
寒暖差が激しい毎日ですが、体調管理には十分気をつけていきましょう。
それでは。
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