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その人は、ほんとうに「教育者」?

執筆者の写真: 山本 遼山本 遼

更新日:1月25日

こんにちは。こまらん塾代表の山本です。


さて、今回は「教育者」という存在についてのお話です。


この記事は私自身への戒め、という意味合いもあるような気がしていますが、

最後まで読んでいただければ嬉しいです。



「教育者」というと、どんな存在を思い浮かべるでしょうか。


職業でいえば、

「学校の先生」「塾・予備校の講師」「家庭教師」などが真っ先に浮かぶでしょうか。


もちろん、学習塾の運営職や参考書を執筆する人、といったように、

さらに広い職種で見ていけば、該当する人はたくさんいるはずです。



近年はYouTubeやInstagramなどの普及により、

インターネット・SNSを通してそういった教育者を近くに感じることもできるようになりました。



利点も多い一方、

この時代の中で、私が問題提起したいことがひとつ。



「教育系・英語系YouTuber・インフルエンサーは、本当に教育者なのか」



有名な予備校講師であれ、個人塾の講師であれ、

「仕事」として教育者としての責任を持っている人は、

失敗や不誠実さを見せれば大きな批判を浴びうる


その責任やプレッシャーを感じながら“働いている”人は、

(属している企業・団体の規模にかかわらず)教育者になりうるでしょう。



また、例えば「山本 遼」として(=個人)ではなく

「こまらん塾の山本 遼」として(=企業の人間)といったように

所属先を代表して(公表して)いる場合には、

その責務がより発生します。


それは、その人の失敗などが、

企業やブランドののイメージ、社会的信頼などに大きくかかわってくるからです。



一方で、“単なる”教育系・英語系のYouTuberは、

なにか間違いをしたとき、

そこまでの社会的責任を負うことは少ないといえます。


もちろん、

「顔を見せること」「名前を明かすこと」「所属先を公表すること」が

社会的責任を負うための絶対条件ではないのかもしれません。


それでも、例えば専門書を購入するとき、

経歴も所属もわからない人の本を購入するのはためらわれる一方で、

著者のプロフィールを見て「~大学卒業で、~っていう会社にいる人なのか」

ということがわかって、

何かが保証されている感覚」を経験することは、

決して珍しいことではないでしょう。



趣味程度に動画を見るのであればまだしも、

入試や大事な資格試験の受験対策に

「無料で」「どこの誰かもわからず」「責任を伴っていない恐れのある」人の情報発信には、

十分気をつけていただければと思います。



ということで今回は、

山本が近頃懸念していることについてのお話でした。



ちなみにこまらん塾のYouTube・Instagramで紹介している参考書・問題集は、

すべて山本自身が実際に使用したもののみとなっています。


「なんとなくで講評する」「世間一般で人気だから好評する」のようなことはないので、

ご安心いただければ嬉しいです。



それでは。


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